コンコントのブログ

こんこんと湧き出る泉のように、たゆむことなくひととひととがモノを通してつながるように

工藝の館 道具のPhotograph

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ろくろ木地挽き体験のお客さんがご来館

休日の午後、工藝の館にろくろ挽き体験をされる二人連れの お客さんがご来館されました。 最初に、見本のお椀の中から自分が作りたいと思う形のものを 選びます。 次に、若手の木地師より木地挽きのやり方を説明します。 鉋(かんな)をどのようにあてると木地…

山の幸 秋の味覚(むかご)

辻さんから頂いた山の幸 むかご 野山に自然と生えている山芋のひとつである自然薯(じねんじょ)の 葉の付け根にできる球芽 油で揚げてから佃煮のように甘辛く煮ると旨い

栢野の大杉の大きな枝が折れた

「木地師として、どういったこだわりをもって仕事をされているのですか?」 ありきたりな私からの問いに辻さんはこう答えました。 「木を切り出したということはその木は死んでしまったということ 死んでからもその木を活かさなきゃならんと思ってやっておる…

昭和の歌謡曲

辻さんは昭和歌謡曲が好きです。 木地挽きしているときも聴いています。 そのなかでも春日八郎と三橋美智也がお気に入りのようです。 今日も車を運転しながら、歌謡曲を口ずさんでいます。

工藝の館について

石川県加賀市には名湯山中温泉があります。 その温泉街を抜けた静かな山里、菅谷(すがたに)町に工藝の館はあります。 もともと木地師の多い地域であった菅谷町では、町おこしの一環として 地域住民が地場産業である山中漆器を紹介するための施設として 20…

見晴らしのいい場所を求めて

〜CAMPFIREプロジェクトページの冒頭に載せてある動画を撮影したときの辻さんとのやりとりをご紹介したいと思います〜 プロジェクトの動画をつくるにあたって、辻さんが汁碗の木地を挽いているところを撮影させていただきました。 木地挽きの撮影が無事終わ…

工藝の館 作業場のPhotograph

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工藝の館 辻さんに聞きました「職人になってからの話」

コンコント 日本伝統工芸展など作家として出展されたのはどうしてですか? 辻さん ただ職人でいるだけでは面白くないっていう思いがあって、 先生たちから伝統工芸展にだしてみたらと言われて。 それならやってみようということになって、 やりだしたのがき…

工藝の館 辻さんに聞きました「辻さんの小さいころの話」

コンコント 辻さんは小さいころ、どんなお子さんだったのですか? 辻さん とにかく家の手伝いをよくしてた。 小学1年生のときから田んぼに行ったり山に行ったりして、 家の手伝いをよくしてた。 中学校に行っても学校に行きながら、田んぼの手伝いを いっぱ…

地元石川県の新聞にプロジェクトについて掲載されました!

本日よりプロジェクトが公開されました。 プロジェクトはこちらからご覧ください 今日はプロジェクト公開以外にうれしいことがありました! 石川県を代表する地元紙、北國新聞の朝刊に今回のプロジェクトについて記事を載せていただきました! 新聞の取材を…

ろくろの里「工藝の館」に行きました

石川県加賀市山中温泉は伝統工芸のひとつである山中漆器の産地ですが、そこからさらに山あい入ると菅谷という地域があります。 この菅谷という地域は、お椀などの木地をろくろで挽く挽物木地師が昔から多いところです。 長年この地で活躍されている辻 新太郎…

どうしてクラウドファンディングに挑戦するのか vol.1「ジョブズと禅について」

10月より日本最大規模のクラウドファンディングサイトCAMPFIRE(キャンプファイアー)でプロジェクト実現のため、資金募集開始するのですが、どういった経緯で今回のプロジェクトを思い立ったのかを何回かに分けて書き留めていきたいと思います。 今年の5…

秋の味覚を味わう

クラウドファンディングの打ち合わせで、工芸の館の木地師 辻さんに会いに行きました。 お茶うけに辻さんの奥さんお手製の栗の渋皮煮を頂きました。 市販の栗の渋皮煮はとても甘いものが多いですが、頂いたものはほどよい甘さで、栗の香りが口全体に広がって…

日本民藝館で思うこと

東京にある日本民藝館に行ってきました。 日本民藝館は民芸運動に力を注いだ柳宗悦によって創設されました。 民芸運動では、柳宗悦らが日本のさまざまな日用品などの無名の職人による民芸的工芸品について美を見出し、そういった考えを世に広めました。 この…

禅と職人について

禅と職人について最近よく考えます。 禅というものについてまだ十分に理解していない部分があり、一部間違った認識があるかもしれませんが、大目に見ていただけるとありがたいです。 禅の基本的な修行法として坐禅があります。 坐禅ついてとても簡単にいうと…