コンコントのブログ

こんこんと湧き出る泉のように、たゆむことなくひととひととがモノを通してつながるように

日本民藝館で思うこと

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東京にある日本民藝館に行ってきました。

日本民藝館民芸運動に力を注いだ柳宗悦によって創設されました。

民芸運動では、柳宗悦らが日本のさまざまな日用品などの無名の職人による
民芸的工芸品について美を見出し、そういった考えを世に広めました。

この運動から民芸という言葉が生まれていたりもします。

今回、日本民藝館に行ったのが初めてだったのですが、ある意味ショックを
受けました。

日本民藝館に展示されている工芸品を見て、
自分は日用品という感じがまったくしないということに驚いたのです。

江戸時代の日用品も展示されているのですから、
時代が違うのだから当たり前といえば当たり前なのかもしれません。

しかし、柳宗悦らが民芸運動を通して守りたかったことが現代では
ほとんど受け継ぐことができていないのではないかということを
感じました。

日本民藝館という存在が時代に取り残されるようで、
なんだかさみしい気持ちになりました。

今度は、自分たちが動くときだと決意しました。